今お使いのサドルはあなたに合っていますか?
お尻は痛くなりませんか?
このページでは、自分に合ったサドルの選び方を7つのポイントを踏まえながらご紹介しています。
これからロードバイクを購入しようとしている方にも、知っておいて損はないポイントです。
お尻が痛くなる理由、どうしたら回避できるか、用途別のサドルの選び方などを知り、ベストなサドルを選ぶ参考になればと思います。
お尻の痛みをやわらげるサドル、通気性の良いサドル、女性用のサドルなど、メーカー別にオススメの商品も紹介していきます。
目次
- ロードバイクのサドルは7つの形状がある
- サドルとの相性は体型にもよる
- おすすめのサドルメーカー12選
- TIOGA (タイオガ) ジェミナスオーラ
- SELLE SMP(セラSMP))TRK
- VELO Plush VL3147
- fi’zi:k(フィジーク) RONDINE MG
- PROLOGO(プロロゴ) カッパ EVO
- ASTUTE (アスチュート) サドル スカイライン VT 3.0 ピラルガ
- BROOKS (ブルックス) B17 STANDARD
- Fabric(ファブリック) スクープ ラディウスエリート
- SELLE ITALIA(セライタリア) LADY Gel FLOW
- selle sanmarco(セラ サンマルコ) リーガル ロリカ
- Lixadaクッションサドル
- CYCLE PRO(サイクルプロ) ゲル入 レディース用 コンフォート向け
- お尻が痛くなったらまず試したいこと
- まとめ
ロードバイクのサドルは7つの形状がある
ロードバイクのサドルを選ぶにあたって、知っておきたい7つのポイントを紹介します。
穴あき
サドルには穴あきタイプと穴があいていないタイプがあります。
穴があいているものの利点として、
- 通気性がよい
- 尿道など大事な部分を圧迫しない
- 股のしびれを緩和できる
ということがあります。
ただし、穴あきタイプでは股間部分への圧迫は少なくなりますが、そのぶんほかの接触部分に負荷がかかります。
ほかの部分の痛みにつながる場合もあるので注意してください。
また、女性目線での穴あきタイプの利点は、通気性がよいということに限られますね。
座面の反り
サドルの形がフラットなのか、谷型なのか、傾斜がついているのかなどの違いがあります。
形によって、お尻のホールド感が違います。
体が硬い人は谷型を選ぶと前傾姿勢がとりやすくなり、体が柔らかい人はフラットなタイプを選ぶといいでしょう。
傾斜がついているものはレースに特化した形です。
座面の丸み
座面の丸みによって腰の可動域が変わります。
丸みのあるものは腰の動きを固定するので自由度はなくなりますが、その分安定感があります。
逆にフラットなものは腰の位置を変えやすいので、同じ姿勢を保つのが辛い長距離走行に向いているといえます。
幅
サドルの幅は狭いものから広いものまであります。
基本的に座骨幅が合ったものを選ぶといいでしょう。
座骨幅とは、体育座りをしたときにお尻が床にあたる左右の出っ張った骨と骨の距離になります。
座骨幅が広い人は幅広のサドルを、狭い人は幅が狭いものを選びます。
メーカーにもよりますが、座骨幅より1cmから2cmのものを選ぶといいようです。
パッドの厚み
パットの厚みはクッション性があるかないかで違ってきます。
一般的に細身の人には厚め、体格が良い人にはやや硬めがいいとされています。
ですが、痛みをとにかく取りたいという方にはクッション性は大事ですね。
ただし柔らかすぎるとスピードが出しにくくなるため、適度な硬さも必要ですので参考にしてみてくださいね。
素材
サドルには座面部分とレール部分があり、素材によってそれぞれの特徴が大きく違ってきます。
座面部分
座面部分には「革」「PVCレザー」「ジェルパッド」の3種類があります。
自然素材の革は、乗り込むほどに自分にマッチしていきます。
合成素材のPVCレザーは耐久性があり、汚れにくいところがいいですね。
また、ジェルパットで成型されているものもあります。
自分の好みの素材をイメージして選んでくださいね。
レール部分
スチール素材、カーボン素材があります。
スチールは頑丈で扱いやすく、カーボンは軽くて振動を吸収する性質があるという特徴があります。
ただ、初心者のうちは大きく実感できるほどの差はないので、レール部分の素材を選ぶのは後回しにしてもいいでしょう。
ノーズの長さ
近年ではショートノーズが主流になってきています。
股間の圧迫がおさえられ、ポジションが自由に変えられるというのが理由のようです。
前後移動の可動域は狭いので、体の位置を前後に移動させたい人はロングノーズを選ぶことがおすすめですよ。
サドルとの相性は体型にもよる
サドルは体型によって相性のいいもの、悪いものがあります。
一般的に、細身の人は厚めのクッションで座面の幅が狭いもの、体格が良い人はクッションが硬めで幅が広いものを選ぶといいようです。
おすすめのサドルメーカー12選
TIOGA (タイオガ) ジェミナスオーラ

価格 | 2,517円(税込) |
重量 | 464g |
シリコンジェルパッド入りでややワイドなサイズが特徴。
座面が広めなので快適性が高く、お尻の痛みも和らぐという意見もあるようです。
また、水をはじく材質に加えて縫い目や接合部がないので水がしみ込むことがありません。
自転車を屋根のない駐輪場に停めるときにも安心ですね。
シンプルなデザインも好印象ですね。
SELLE SMP(セラSMP))TRK

価格 | 5,390円(税込) |
重量 | 395g |
お尻にかかる負担を軽減したい人にはとても人気のある商品です。
毎日長距離で自転車を使用している方にもかなり評判はいいようです。
ややハードな印象のデザインですが、快適性もかねそえています。
バランスのよさで選ぶ方にはおすすめです。
VELO Plush VL3147

価格 | 3,099円(税込) |
重量 | 415g |
値段の安さが目を引きますが、なにより長距離でもお尻が痛くならないと人気の商品です。
100キロ走っても痛みがでなかったと驚いている方もいるほど。
クッション性がよくても、柔らかすぎないので長距離走行にも適しているようです。
シンプルなデザインで、マウンテンバイクとの相性が特によいとの評判もあります。
fi’zi:k(フィジーク) RONDINE MG

価格 | 6,679円(税込) |
重量 | 404g |
クロスバイク、ロードバイクなどスポーツタイプの自転車と相性のいいサドルです。
やや硬めのクッションですが、実際に乗ってみるとお尻が痛くならないと大人気。
クッション性もよく、デザインもとてもオシャレですね。
とにかく痛みをなんとかしたい、でもデザインにもこだわりたいという方におすすめです。
PROLOGO(プロロゴ) カッパ EVO

価格 | 7,932円(税込) |
重量 | 260g |
クッション性は高いのに、厚みがペダリングに邪魔にならないデザインになっています。
デザインもスタイリッシュでライディング中にイタリアの風が吹いてきそうです。
プロツアーチームの走りを体感できる商品ですね。
ASTUTE (アスチュート) サドル スカイライン VT 3.0 ピラルガ

価格 | 17,290円(税込) |
重量 | 81.6g |
コンパクトサイズなのに、座面には十分な幅があり、快適性を感じられる作り。
サドルの上でのライダーの姿勢が安定しやすいと評判です。
サドル内に使用されているポリウレタンの密度が前後で違うことで座面がしなります。
バイク本体からの衝撃をやわらげるという作り手のこだわりが感じられますね。
BROOKS (ブルックス) B17 STANDARD

価格 | 12,280円(税込) |
重量 | 520g |
100年以上の伝統をもつ会社で生産されている定番モデルです。
革のサドルは乗り始めこそ硬く感じるでしょうが、乗り込むほどにマッチしていきます。
カラーバリエーションも豊富、デザインも上品で素敵ですね。
天然素材で夏でも熱くなりにくいので、暑がりの方にもおすすめです。
Fabric(ファブリック) スクープ ラディウスエリート

価格 | 9,180円(税込) |
重量 | 256g |
すべてのサイクリングライダーのためにデザインされたマルチなサドル。
スピード重視の前傾姿勢よりは、体をおこした姿勢に適しています。
シンプルなデザインとカラーリングもオシャレですね。
街をゆったりと気軽に乗りこなす方におすすめです。
SELLE ITALIA(セライタリア) LADY Gel FLOW

価格 | 12,852円(税込) |
重量 | 305g |
北イタリアの伝統あるブランドで、現代レーシングサドルの原型を作ったともいわれています。
LADYシリーズは女性用スポーツサドルとして快適性に特化して開発されたサドルです。
乗り心地がよいうえに、スポーティーなデザインですね。
颯爽とロードバイクを乗りこなしたい方、自転車好きの女性に特におすすめです。
selle sanmarco(セラ サンマルコ) リーガル ロリカ

価格 | 5,407円(税込) |
重量 | 380g |
ビス付きの座面が特徴。
シンプルでお洒落なサドルです。
レース用サドルに快適性をプラスしたクラシックデザイン。
カラーもピンク、ブルー、チェレステという薄いブルーの4色があります。
サドルが明るい色だと気持ちも軽くなりそうですね。
サドルで個性を出したい方におすすめです。
Lixadaクッションサドル

価格 | 6,385円(税込) |
重量 | 567g |
軽量で通気性のよいデザインで、快適な走行が期待できます。
表面はPVCレザーで耐久性もあり、傷がつきにくいのもいいですね。
シリコン入りのパッドが入っていてクッション性がよく、衝撃低減になりそうです。
計算された通気口からの風通しがよいサドル。
ムレが気になる方にもおすすめです。
CYCLE PRO(サイクルプロ) ゲル入 レディース用 コンフォート向け

価格 | 2,772円(税込)~ |
重量 | 351g |
スポーツにも街乗りにも使える、バランスの良さが特徴の女性用サドルです。
岩井商会のオリジナルブランドがレディース用に作ったものです。
ブラックとホワイトの2色、デザインもスタイリッシュですね。
ゲルが入っているのでクッション性があり、乗り心地もよさそうです。
お尻が痛くなったらまず試したいこと
ロードバイク初心者がお尻の痛みを感じるのは、まず乗り慣れていないことが原因です。
ペダルをこぐ力がついていないと、サドルとペダルに体重がのりすぎてしまい、お尻に圧がかかるのです。
まずはロードバイクに慣れ、筋肉をつけることで、痛みが緩和することもあります。
また、信号待ちでは座面から離れる、走行中に座面に当たる部分をずらす、などの対策も有効ですね。
シートポストの調整
ロードバイクは普通の自転車と同じようにシートの高さを調節することができます。
ただ、普通の自転車が座面下の「シートポスト」と呼ばれる支柱部分でのみ高さを調節するのに対して、ロードバイクはサドルの位置を前後、上下に細かく調節できるようになっています。
サドルとシートポストをうまく調整して自分に合わせることができれば、自然と痛みも緩和されますね。
サドルカバーをつける
「自分に合ったサドルを選ぶのは難しいし失敗はしたくない」「買うなら徹底的に調べたいが時間がない」という方におすすめなのが、サドルカバーをつける方法です。
サドルカバーはサドルを買うより安いし、失敗しても置き場所に困るということがありません。
お手頃価格でとりあえず痛みの対策をしてみるのもいいかもしれませんね。
ただし、サドル本体を変えるのと比べると、耐久性やクッション性にそこまでの期待はもてません。
一時的な回避策として考えるのが無難です。
まとめ
ロードバイクのサドルの選び方を7つの形状を踏まえながら説明してきました。
スポーツとして、通勤に、「街乗りでおしゃれに乗りこなしたい」、「普通の自転車では物足りないなど」、自転車の乗り方によって選ぶサドルも変わります。
サドルを選ぶ理由も、方法もさまざまです。
自分に合ったサドルに出会えると、ライディングも一層楽しくなりそうですね。