カニを一番おいしく食べるために、「カニの産地」で水揚げされたものを購入したいですよね。
カニといえば北海道!というイメージをお持ちの方が多いと思います。
しかし、日本海に面した山蔭地方(鳥取県・島根県・兵庫県など)、北陸地方(福井県・石川県・富山県・新潟県)もカニの水揚げが盛んで、旬のカニを味わうことができるのです。
また、日本だけではなく海外でもカニ漁が盛んで、ズワイガニやタラバガニの水揚げ量が多い国もあります。
この記事では、カニの種類ごとに獲れる産地を紹介しつつ、日本産と国内産の違いについて詳しく紹介していきます。
ズワイガニの主な産地
まずはカニの中でも比較的水揚げ量が多いズワイガニの産地からご紹介します。
ズワイガニは日本各地で水揚げされていて、ロシアやアラスカでも水揚げ量が多いです。
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国内だと、ズワイガニの産地は北海道を中心に北の地方で水揚げされます。
基本水温が低い地方で水揚げされるため、海外でも広範囲にわたって漁獲されます。
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ズワイガニは産地によってはブランド化されている
水揚げされる地域が広いズワイガニですが、産地によってはブランド化されているものもあります。
もしかしたら「松葉ガニ」や「越前ガニ」、など特別な名称で呼ばれているズワイガニを聞いたことがある方もいるかもしれません。
ブランド化されているズワイガニは種類豊富なので、各産地ごとにご紹介します。
産地 | ブランド名 |
山蔭地方 (オスのズワイガニ) |
松葉ガニ |
兵庫県北部・津居山港 (ズワイガニ) |
津居山ガニ(オス) セコガニ(メス) |
福井県の越前港や三国港 (ズワイガニ) |
越前ガニ(オス) セイコガニ(メス) |
石川県橋立漁港や金沢港 (ズワイガニ) |
加能ガニ(オス) 香箱蟹(メス) |
兵庫県香住漁港 (紅ズワイガニ) |
香住ガニ |
これら以外にもどんどんカニはブランド化が進んでいます。
ブランドガニはオスメスで名称が違う場合がほとんどなので、産地ごとに良いカニを選ぶために、しっかり覚えておきましょう。
タラバガニの主な産地
タラバガニの国内の産地は基本的に北海道のみとされており、他の産地は外国になります。
- ロシア
- アラスカ
- ノルウェー
国外だと、以上の3ヶ国がタラバガニの産地です。
タラバガニは国内だと北海道でしか水揚げされませんが、国外に目を向ければ多量に水揚げされているので、他のカニに比べて比較的安く購入することができます。
タラバガニの名産地は北海道
国内でタラバガニの唯一の名産地は北海道です。
北海道でしか国内産のタラバガニが水揚げされないということもあり、冬のようなカニの時期になると需要が高まり価格が高騰しやすくなります。
北海道のタラバガニは毎年100~500トン水揚げされますが、海外の水揚げ量に比べると非常に少ないです。
輸入されるタラバガニの量は、国内で獲れる量の10倍以上になります。
海外産のものにくらべて価格が非常に高くなるので、北海道産タラバガニは贅沢をしたいタイミングで購入するのがおすすめです。
ロシア産のタラバガニ
ロシア産のタラバガニはオホーツク海で獲れます。
春から夏にかけてが漁獲のピークになり、日本に大量に輸入されてきます。
ロシアのタラバガニはほとんどが輸出されているので、目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
ロシア産のタラバガニは旬である春から夏を外してしまうと、小ぶりになり味が落ちるので気を付けてください。
アラスカ産のタラバガニ
アラスカ産のタラバガニは、ベーリング海峡で漁獲されています。
旬の時期しか漁をしないということもあり、タラバガニの質が高いのが特徴です。
ベーリング海峡のカニ漁はかなり過酷なもので、旬の荒れている海に船を出して一度に大量に漁獲します。
そのため、ベーリング海峡のタラバガニは安価で質が高いのです。
ノルウェー産のタラバガニ
ノルウェー産のタラバガニはロシアとの間の海域で漁獲されます。
ノルウェー産のタラバガニはロシア産のものとともに日本へ大量に輸入されています。
国内で食べる外国産のタラバガニは、このノルウェー産かロシア産であることが多いです。
ノルウェー産のタラバガニは漁獲規制もあり希少性が上がっています。
味はもちろん高級感のあるジューシーなものなのでぜひノルウェー産のタラバガニを食べてみてください。
毛ガニの主な産地
毛ガニの主な産地は北海道ですが、日本海側は島根まで、太平洋側は茨城まで漁獲されています。
毛ガニの生態は謎な部分が多いですが、一年中安定して漁獲されるのです。
とくに産卵期や水揚げの時期が地域によって違うということも、安定した漁獲量に貢献しています。
旬は地域によって変わってくるので、時期に合わせて旬の毛ガニを水揚げしている場所を選びましょう。
花咲ガニの主な産地
花咲ガニの主な産地は北海道の根室です。
花咲ガニはタラバガニ科ですが、タラバガニに比べると少し小ぶりになっています。
北海道で水揚げされる花咲ガニの旬は4月から9月ですが、ロシアで漁獲されたものが輸入されているので年中花咲ガニを市場で見ることが可能です。
そのため、時期によってはロシア産の花咲ガニが市場に出回ります。
日本産と海外産どっちのカニがおいしい?
タラバガニは国内外で味の変わりがあまりないので、産地をそこまで気にする必要がありません。
国外のタラバガニは国内のものに比べて安く購入することができるので、大人数で食べる時におすすめです。通販でタラバガニを探すことで、よりコスパの高いものを購入することができます。
ズワイガニは国内産のほとんどがブランド化されており、外国産に比べて味や鮮度が良い傾向があります。
一方、通販で買える外国産のズワイガニは、生ではなく一度ボイルされたものを冷凍したものがほとんどです。そのため、国内産のズワイガニと比べると風味がやや劣るかもしれません。
鮮度や味を重視するなら国内産を、おなか一杯にカニを食べたいという人は外国産の安くておいしいものを購入することをおすすめします。
カニを産地で選ぶときには、ブランドや細かい地域をしっかりと確認しておくようにして下さい。
同じ産地でも味が異なる場合があるので、購入する前に見ておくことが大切です。国産のカニを食べたいという人は、原産地や加工地にこだわって選ぶのがおすすめです。
加工される場合は日本で購入したものでも外国産のカニの可能性があります。購入するときにカニの原産地もチェックするようにしてください。
カニの産地で迷ったらまずは北海道産がおすすめ
カニの産地で迷ったら、水揚げ量の多い北海道がおすすめです。
北海道産のカニであれば、鮮度の高い上質なカニを購入しやすいです。
カニの産地も大切ですが、カニの購入を検討する際は信用できる通販サイトを利用するようにしましょう。
取り扱うカニの種類が豊富で選択肢が多い通販サイトであれば、自分の好みのカニが見つかるかもしれません。
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